ラジオ番組ができるまで
そのラジオ収録の流れをご紹介★
ラジオ番組は、まず、プロデューサが番組スポンサーと協議をして番組のコンセプトを決めます。
次に、コンセプトにあったパーソナリティの選定をします。
パーソナリティは、声優だけでなく、女優、アイドル、スポーツ選手、芸人など多くの職種の方の中から選ばれます。
したがって声優だから、ラジオパーソナリティになれるというわけではありません。
ラジオパーソナリティは、声優にとっても、非常に狭き門なのです。
パーソナリティは、メインパーソナリティとアシスタントのパーソナリティを複数つけるのが、一般的です。
番組コンセプトとパーソナリティが決まると、プロデューサが脚本を作ります。脚本にもとづき、プロデューサがパーソナリティと打ち合せをして、番組の構成を決めます。
その際に、ゲストを用意することもあります。
ラジオパーソナリティの仕事で、いいことがあるのは、普段会うことのできない有名人に会って、お話ができることです。
そして、毎回ながすジングルという、スタート曲やエンディング曲を決めます。BGMも決めます。
ラジオ番組は、一般的に、生放送より録音が多いです。
一回の収録で、2回分録音します。
週に1回の放送の場合は、月に2回のまとめた収録になります。
実は、放送の一週間前には、収録は、終わっています。
ですから、収録のときには、前もって放送日を想定してしゃべることになります。
正月、バレンタインデー、クリスマスなどは、番組の中で情景を想像しながらしゃべることになります。
ラジオ局の現場の収録スタジオでは、パーソナリティ以外にプロデューサ、ディレクター、ミキサーなどの方が番組制作にたずさわっています。
パーソナリティのしゃべる防音の部屋とディレクターのいる部屋は、別になっています。
パーソナリティの部屋は、机と椅子に、マイクなどの集音装置があるだけのシンプルなものです。
ディレクターの部屋は、ミキシング装置、録音装置などの機器でいっぱいの機械室です。
ディレクターとパーソナリティは、イヤホンとマイクで指示しあいながら番組収録をすすめていきます。
パーソナリティがとちったり、かんだりすると、ディレクターから、「はい、もう一回」と声がかかり、テイク2となります。
パーソナリティのテンションが低いときも、ディレクターから檄が飛びます。
30分番組の場合、一般的に一時間をめやすに収録が行なわれます。
必ずしも、放送の順番と収録の順番は、同じではありません。
ディレクターが後で、つなぎあわせたり、カットしたり、順番を入れ替えて番組ができあがります。
収録を見学していると、違和感があるときもあり、へぇーなるほどと思います。
また、番組の中では、番組制作費を負担してるスポンサーのコマーシャルを流します。
このコマーシャルのしゃべりは、声優の大事なお仕事のひとつです。
番組収録が終わると反省会があります。
今回は、あそこをもう少し、こうしたほうが良かったとか、ゲストにもっとつっこんで聞いたら良かったという感じです。
次回は、こんな感じでいきましょうという確認をして、収録が終わりになります。
どうですか?みなさん!ラジオ番組収録の現場は、とても活気があり、おもわぬ有名人にも会えて、楽しいですよ。
しかも、放送日には、自分の声がラジオからながれてくるって いいですよね!
家族や友達に聞いてもらうと自慢できますね。
ラジオパーソナリティは、花形の声優のお仕事で、りっぱな芸能人の仲間入りですね。