アニメ界のアイドルを目指すなら声優養成所は必須
今や我が国では老若男女を問わず、アイドルの人気が爆発的に高まってきています。アイドル関連の業界は、どこも活況を呈していて、全国を網羅しています。アイドルを目指す若い子たちも非常に増えました。特にそんな十代の女の子は、国中に溢れているかのようです。
しかし、いくらアイドルの門戸が大きく開かれてきているからと言って、誰もが楽にアイドルになどなれるわけはありません。どんなに頑張って努力したとしても、実際にメジャーで活躍できるアイドルの女の子など、ほんの一握りしかいません。そんなアイドルを目指す女の子たちに欠かせないことの一つが、ボイストレーニングです。
もちろんアイドルは声楽家ではありませんので、専門性の高い本格的なトレーニングが必要なわけではありません。しかし、逆に言えばボイストレーニングの基本的な部分だけはしっかりと押さえておきたいものです。何だかんだ言っても今のアイドルは、歌って踊ることが基本であり、発売するCDやDVDなどが売れなければビジネスとして成り立ちません。それゆえ、歌が売れるようにするためにも、最低限の発声の訓練などは必要になってくるのです。ただ、アイドルのボイトレは予想以上に困難です。
なぜならアイドルというものは、基本的に踊りながら歌うからです。しかもアイドルのダンスの動きは、通常、結構激しいものなのです。
そのダンスの動きは、はっきり言って上手に歌うこととの両立は難しいものです。歌や踊りの才能に恵まれた子ならいざ知らず、そうでない子たちが多いのが現実のアイドル業界というものです。その中で少しでも歌唱力を身に付けるためには、アイドルに相応しい特殊なボイストレーニングが必要になるのです。
具体的には踊りの動きと連動した発声が必要であり、ブレスもまた工夫しなければなりません。リズム、ピッチ、テンポも、踊りの動きに合わせたものとして精度を高めなければなりません。ただ、歌と踊りとどちらが主体なのかということを考えると、それは、たとえアイドルといえども歌が主体だということは忘れてはならないでしょう。アイドルも、上手く歌えてこそ一流になれるということです。それゆえ、絶対にボイストレーニングを疎かにしてはいけません。
残念ながら現実のアイドルたちを見ていると、トレーニング不足の子たちばかりが目につきます。そこで声優養成所などに通って正しい腹式呼吸ができるようになるとよいでしょう。腹式呼吸、鼻腔共鳴などの基本を押さえ、ユニゾンだけではなくて美しいハーモニーにも対応できるような本物のアイドルを目指して欲しいと思います。