正しい体づくりと声優のスクール
ボイストレーニングをとても難しいものだと思っている方も多いのですが、自宅で個人でおこなうことが可能なものです。声優のスクールに通ったり、講師を雇わなくてもできることはたくさんありますし、自力で声を美しくすることはできるです。
歌唱力を上げるためには必ずお金が必要、というわけではありません。「講師を雇うだけのお金がない」「声優のスクールに通うだけの時間の余裕がない」という方も、自宅でいくらでもボイストレーニングをする方法があるので、ぜひとも実戦してみましょう。
まず、声というのは顎の形などに大きく左右されるものです。太っている方は声が野太くなりますし、痩せることによって声が変わることがあるので、女性で声の太さに困っている方は、まずダイエットをすることを考えてみましょう。「声のためにダイエットをするのは大変だし、ダイエットをするとなると、かなりの苦労をしなければならない」、と思われる方もいるかもしれませんが、毎日の入浴時間を30分~1時間増やし、体を温めたり冷ましたり、ということをするだけでも、かなりのダイエットに繋がります。だいたい1時間も入浴し続けていれば400カロリーは減りますし、それを毎日続ければ、それだけで何キロも痩せるのです。
体が5kgも10kgも痩せれば、声質はもちろん変わります。声の野太さに悩んでいたとしても、大体の場合、体重を減量すれば声はより明るく、細く、高く響くようになるので、女性の場合はダイエットをすることが重要なのです。オペラ歌手の方の中には太っている方もいるのですが、ああいった方も太っているから良い声が出るという訳ではなく、痩せることによってより良い声が出るようになるのです。
また、ボイストレーニングの9割は「腹筋」にあると言っても過言ではありません。まずは筋肉を増量させるために毎日とにかく、正しい方法で腹筋を続けるということが大事なので、お腹に肉が溜まりやすい方は、まずその肉を筋肉に変えることを考えましょう。
ボイストレーニングは特殊な方法を用いないといけない、と思い込んでいる方も多いのですが、基本的に難しいことは何もありません。声色というのは「出し方」の練習と「体づくり」でいくらでも変えられるものなので、声優や歌手、アナウンサーなどの「声のプロ」を目指している方は、ぜひともチャレンジしてみてください。また、カラオケで声を鍛える場合は、強い炭酸やアルコール類などの喉を痛めるドリンクを注文しないようにすることなども重要です。